aikokimura’s diary

私は鍼師で視覚障害を持っております

2022-01-01から1年間の記事一覧

たび「フィンランド⑤ヘルシンキの研修とベルゲン、バーデン=バーデンからアルザスへ」1990年代

北欧4か国の内、研修をした国はデンマーク、スウェーデン、フィンランドの三ヵ国でした。ノールウエイへは90年代の研修途中に2回、ベルゲンへ観光に行く事ができました。ベルゲンは音楽家グリーグの生まれた町です。白夜のまだ日の落ちない時間に、ホテ…

たび「フィンランド④Haikoo Spa congress center」1995~2018

Haikoo Spa congress center は、広大な国営の医療施設です。主に糖尿病、腎臓病、骨の病気のケアーを行い、スタッフは医師1名、看護師2名、セラピスト数名、栄養士、ケースワーカー等、10名が常駐しています。日本の温泉施設には今もこのような医療スタ…

たび「フィンランド③ Haikoo spa congress center へ 」

ヘルシンキ郊外、空港からバスで1時間ほど北東に向かって走ると、森と湖の村、Haikoo spa congress center と言われる国営の施設があります。 https://www.haikko.fi/en 2棟のケアー施設と、マナーハウス、それに広い庭は、クロスカウントリーができたり、…

たび「フィンランドへ向かう②デンマーク」1994

デンマークでの研修は、気管支喘息の鍼治療をしていらっしゃる医師の招へいをもらいましたが「あなたの知っているとおり、喘息の鍼はあまり効果がありませんので、わざわざ来て下さる事は申し訳ない」というお手紙の内容でした。 飛行機のチケットがコペンハ…

たび「フィンランドへ向かう① イギリス・ドイツでの研修」1994

1980年代のヨーロッパ研修旅行は、視覚障害教育の現状を視察する目的で、全国の先生方に加わって勉強させてもらいました。 1990年代になって、私は鍼やマッサージの現状を知りたいと思うようになりました。そのために、いくつかの論文を読んで、イギ…

たび「イタリア⑨パリの夕食とシャンソン シチリアへ」

パリ最後の夜は、ガイドさんのご自宅に招かれました。フランス人の消防士の住まいで、マンションでした。4人家族が住んでおられるそうです。 私には、パンとコンソメスープと子牛のステーキ、デザートは好きなアイスクリームでした。フランス人のいつもの夕…

たび「イタリア⑧最後のイタリア渡航」2006

2006年夏。筑波大学付属盲学校、教諭退職のお祝いに、私は一人でフランスに行き、パリで長年の患者さまと落ち合ってシチリアに行きました。パリ空港に着陸したとたんに、サプライズです。 空港内の警察官ジルが私を出迎えてくれました。彼はブラインドサ…

たび「イタリア⑦カターニアの物理療法学校」1990

カターニャの物理療法学校に招かれて、驚く事ばかりでした。まず私を迎える式典がありました。校長先生、主任の先生のご挨拶があり、次に50名程の学生さんの中から、代表の方の心温まる言葉。たぶん、遠い日本から来て頂いて嬉しい事、日本の按摩や鍼を知…

たび「イタリア⑥空港トラブルとイタリアの温かい家族」1990

1990年頃、私はシチリアのカターニャにある物理療法学校に招かれました。日本からの同行者には21歳の知人の女性をお願いし、学校とのやり取りはエトナさいとうを介して電話で行いました。 日本とイタリアの時差は冬8時間、夏7時間です。仕事を持って…