aikokimura’s diary

私は鍼師で視覚障害を持っております

たび「理教連の研修旅行②イギリス」1981

1981年の理教連(日本理療科教員連盟)の研修旅行では、RNIB(The Royal National Institute of Blind People・英国王立盲人協会)を研修しました。その視覚障害リハビリテーション施設で、白杖を売っていました。

 

蛍光塗料が塗られていて夜間でもよく見える物、四つ折り・五つ折りと、その人の身長に応じて折りたためて、長くすればその人の胸の高さが杖歩行には一番良いとか、杖の折り目が赤く塗られていて、女性仕様とすぐ判る物など、当時の日本にはない白杖を沢山知りました。

研修旅行のメンバーで、現在も日本点字図書館の理事長をなさっておられる田中徹二先生が、帰国してからすぐにイギリスから白杖を取り寄せ、日本点字図書館の用具部で販売を始めて下さいました。

私は視覚障害者では、白杖使用派です。盲導犬派にはなれません。犬は愛玩動物と思っています。混んでいる電車の中では犬も人も苦しそうですから。盲導犬は広い場所で利用できると思います。人が食事を楽しんでいる時にも、犬は一番つらい寝そべった姿勢で待っている姿を何度も見て、私は気の毒に思いました。


早く盲導犬に代わるべきロボットを作って頂けるよう、今、親しい患者様とあちこちの会社にお願いしているところです。